Win7のIISでFTP over SSLサーバを立ち上げた時のメモ

Win7IISでFTPSサーバを立ち上げたので、その時のメモを書いておきます。

IISFTPの有効化

コントロールパネル→プログラムと機能→Windowsの機能の有効化または無効化

を開き、インターネット インフォメーション サービスのツリーの

 ・FTPサービス

 ・IIS管理コンソール

にチェックを入れてOKする。

FTPサーバの立ち上げ

コントロールパネル→管理ツール→インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャー

を開く。左側のツリーの”コンピューター名”アイコンを右クリック→FTPサイトの追加をクリック

以下の設定を入力

FTPサイト名:ftp

・物理パス:FTPのルートにしたいディレクトリのパス

IPアドレス:全て未割り当て

・ポート:21

FTPサイトを自動的に開始する:☑

SSL:無し

・認証:基本

・アクセスの許可:指定されたユーザー→FTP用のユーザー名を指定。

・アクセス許可:読み取り☑書き込み☑

これで左側ツリーにftpというサイトが追加される。

③仮想ディレクトリの追加

左側ツリーのftpを右クリック→仮想ディレクトリの追加で、

仮想ディレクトリを追加する。

中央のアイコンのうちFTPディレクトリの参照をクリック→仮想ディレクトリに☑

④アクセス権限の付与

ツリーに表示されたディレクトリに、右クリック→アクセス許可の編集

で、フォルダのプロパティを開き、セキュリティ→編集で、

FTP用のユーザーにアクセス許可を追加する。

ファイアウォールの設定

左側ツリートップを選択後、真ん中のFTPファイアウォールのサポートをクリック

データチャネルのポート範囲を10ポートくらいの幅で設定する。

その後、コントロールパネル→Windowsファイアウォール→詳細設定で、

受信の規則、に以下の設定を有効にする。

FTP(コネクション):ポート21

FTP(データ):⑤で定めたポート範囲

 プログラム:C:\Windows\System32\svchost.exe

 サービス:FTPSVC

 プロトコルの種類:TCP

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ここまででひとまずFTPが使えるようになります。

この後はSSL化とポート変更です。

サーバー証明書の発行

IISマネージャの真ん中のサーバー証明書アイコンをクリック

自己署名入り証明書の作成をクリック

フレンドリ名:管理しやすい適当な名前

でOK。

SSLの設定

真ん中のFTPSSL設定をクリック

SSL証明書に⑥で発行した証明書を選択

SSLポリシー:SSL接続が必要

として適用。

⑧ポートの変更

IISマネージャのftp→右側のバインドをクリック

サイトバインドのポート番号を21から変更する。

ファイアウォールの変更

コントロールパネル→Windowsファイアウォール→詳細設定で

受信の規則に⑧で定めたポート番号で追加する。

・FTPS(コネクション):⑧で定めたポート番号

 プログラム:C:\Windows\System32\svchost.exe

 サービス:FTPSVC

 プロトコルの種類:TCP

⑩ルータ設定

ルータのポートマッピング設定で、

⑤で定めたデータチャネルのポート範囲と、⑧で定めたポート番号を開けて、

FTPサーバのPCに接続するようにしておく。

⑪クライアントの設定

クライアント側で、以下のように設定して接続。

アドレス:グローバルIP

サーバータイプ:FTPS(FTP over TLS/SSL、Explicit(明示的))

ポート番号:⑧で定めた番号

文字コード:SHIFT-JIS

モード:PASSIVE

これで、外部からFTPSでアクセス出来るようになります。