以前、入居後半年、9か月後の電力量、電気料金を記事にしました。
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3月末で1年分のデータがたまったので、1年分の電力量、電気料金を紹介します。
建物概要
- 神奈川県横浜市(6地域)
- 一条工務店 i-smile 32坪 4LDK
- 太陽光発電 8.5kW
- 東京電力スマートライフL(日中35.96円/kWh、深夜28.06円/kWh)
- 売電単価17円/kWh
- 蓄電池7kWh、節エネモード
- 家族3人→4人
電力量
我が家の入居後1年間の電力量(kWh)は以下の通りでした。*1
年月 | 発電 | 消費 | 売電 | 買電 | 充電 | 放電 |
---|---|---|---|---|---|---|
2023/04 | 1,094 | 423 | 734 | 95 | 166 | 134 |
2023/05 | 1,187 | 491 | 733 | 79 | 206 | 165 |
2023/06 | 998 | 514 | 533 | 88 | 204 | 167 |
2023/07 | 1,357 | 640 | 812 | 136 | 222 | 182 |
2023/08 | 1,237 | 691 | 662 | 159 | 227 | 185 |
2023/09 | 865 | 696 | 345 | 214 | 196 | 159 |
2023/10 | 794 | 579 | 303 | 133 | 228 | 185 |
2023/11 | 568 | 635 | 115 | 225 | 219 | 178 |
2023/12 | 563 | 746 | 87 | 317 | 254 | 208 |
2024/01 | 625 | 800 | 153 | 370 | 215 | 173 |
2024/02 | 592 | 712 | 201 | 355 | 156 | 124 |
2024/03 | 908 | 798 | 390 | 320 | 194 | 155 |
合計 | 10,789 | 7,726 | 5,069 | 2,491 | 2,487 | 2,015 |
入居後1年の電力量グラフは以下の図のようになりました。
- 入居(2023/4)からの自給率等は以下でした。
- 売電を含むトータル(ネット)の自給率は140%で、実績値で『ZEH』(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)*5を達成できています。
- 自給率、自家消費率が高いのは蓄電池のおかげですね。
- 売電単価が安いので今後も買電をなるべく減らし自給率を上げていきたいです。初年度は空調・床暖など手探りなところが多かったですし、エコキュートの湯も沸かしすぎていたので、調整して省エネできればと思います。
電気料金
入居後1年の電気料金は以下の通りでした。
年月 | 電気料金[円] | 売電収入[円] |
---|---|---|
2023/04 | 5,293 | 12,121 |
2023/05 | 4,727 | 12,070 |
2023/06 | 5,146 | 8,908 |
2023/07 | 5,577 | 11,254 |
2023/08 | 6,371 | 12,869 |
2023/09 | 7,500 | 7,752 |
2023/10 | 6,710 | 5,083 |
2023/11 | 7,958 | 2,686 |
2023/12 | 9,275 | 1,428 |
2024/01 | 11,588 | 1,870 |
2024/02 | 11,798 | 3,315 |
2024/03 | 10,406 | 6,375 |
合計 | 92,349 | 85,731 |
入居(2023/4)からの電気料金グラフは以下の図のようになりました。
- 4-9月は黒字(売電額が多い)、10-3月は赤字(買電額が多い)となりました。1年間の総計では6,618円の出費です。下半期の電気料金が総じて高いのは、7月の中頃から電気料金単価がかなり上がった*6のと、9月から家族が1人増えたことも影響していると思います。
- 買電だけを見ると、年間トータルで92,349円でした。ちなみに、転居前の賃貸(RC5階建てマンション、3LDK、65㎡)では、2022年度の電気+ガス料金実績で年間263,433円でしたので、年間170,227円光熱費が浮いたことになります。
太陽光・蓄電池のメリットと回収年数
上記の電気料金は太陽光・蓄電池のおかげで達成しているともいえるので、これらによってどの程度電気料金を下げられたのか、太陽光・蓄電池が無かったらどうなるかを考えてみます。
太陽光発電を自家消費に回した分は、(発電量-売電量-充電量)で計算できます。年間トータルで3,233[kWh]でした。これに昼間の電気料金単価をかけると、105,886円が太陽光パネルのメリットになります。
蓄電池メリットは放電量=2,015kWhになります。節エネモードで昼間太陽光で充電→夕方~夜放電していましたが、夜11時までにほぼ使い切っていたので、こちらも昼間の電気料金単価をかけて、65,928円が蓄電池のメリットになります。
というわけで、太陽光・蓄電池分も買電していた場合は年間電気代が264,163円になるだろうと考えられます。
買電金額(a) | 自己消費分の 電気代節約(b) |
蓄電池分の 電気代節約(c) |
本来電気代 (a)+(b)+(c) |
---|---|---|---|
92,349 | 105,886 | 65,928 | 264,163 |
転居前賃貸とほぼ同じですね。延床が65->105m2と1.6倍で全館空調しており値上げがあったにもかかわらず同等程度で済んでいる、とも言えるかと思います。
次に太陽光・蓄電池システムの初期費用の回収年数を考えてみます。1年間の売電収入と太陽光・蓄電池による光熱費削減量の合計は257,545円でした。年1%ずつ出力が低下すると考えると、10年目までの平均では24.5万くらいになります。太陽光・蓄電池システムの価格は193万円だったので、約8年で回収できる、という計算になります。
搭載費用 | 年間メリット | 回収年数 |
---|---|---|
193万円 | 24.5万円 | 7.83年 |
まあ去年7-8月の夏は特に発電量が高かったですし、メンテナンスもあるのでこの通りとはいかないでしょうが、建てる前に見せていただいたシミュレーションの費用回収期間13年よりは早いペースで回収できそうです。