Windows 7のPCにWindows 10をインストールする時にやること

自宅PCをWindows 7 からWindows 10にしました.その際に行ったことをメモしておきます.


1. インストール前

1.1 ファイルのバックアップ

メディアなどのファイルがある場合はシステムディスク以外のHDDにバックアップを取っておきます.
私は最近は作業は多くはOneDriveとGoogleDriveで行っており,メディア系はすべて外付けHDDに保存してミラーリングしていたので,ほとんどすることはありませんでした.
また,同じシステムディスクを使ってフォーマットせずにインストールする場合,Windowsのシステムフォルダ(ProgramFiles, Users, Windows)は消えますが,それ以外のフォルダはそのまま残るようなので,C:\直下においておけば特に何もする必要はありません.
C:\WindowsもC:\Windos.oldに保存されるので,一応失敗しても大丈夫なようです.

1.2 ディスクのバックアップ

万一インストールに失敗した場合,ディスクを復元して元の環境に戻すため,システムディスクのバックアップを取っておきます.
最近のポピュラーな方法は,EaseUS Todo Backup Freeというソフトでバックアップメディアを作成する方法のようです.

1.3 インストールディスクの作成

MicrosoftのHPから,最新のWindows 10のインストールディスク作成ソフトをダウンロードして,メディアを作成します.8GBのUSBメモリが最も簡単な選択肢だと思います.
Windowsのライセンスがない場合はライセンスを購入しておきます.Windows 10 Homeなら\15,000くらいで購入できるようです.



1.4 ドライバのダウンロード

マザーボードの型番を調べて,メーカーHPからドライバをダウンロードしておきます.
最近のマザーボードであればWindowsが勝手に認識してインストールしてくれますが,古いマザーボードだと認識しなかったりするようなので,念のため外付けHDDに置いておきます.

2. インストール

1.3で作成したメディアを使ってインストールします.
インストール先ディスクを選ぶ以外はとくに行うこともなくすんなり進むと思います.

再起動時にインストールメディア(USBメモリなど)を挿入したままだと,BIOSの設定によってはまたメディアからブートしようとするので,シャットダウンして再起動する前にメディアを抜いておく必要があります.


3. インストール後

3.1 アカウントのセットアップ

Windows 10を起動すると,アカウントセットアップ画面になります.Microsoftアカウントを持っていればそれでログインするように言ってきますが,特にその必要がなければローカルアカウントを作れば良いです.あとでローカルアカウントにMicrosoftアカウントを割り当てることもできます.
私はアカウント設定を誤ったので,いったん別のローカル管理者アカウントを作成して元のアカウントを削除し,再度アカウントを作成してMicrosoftアカウントに割り当てしました.

3.2 ソフトのインストール

使用するアプリケーションをインストールしていきます.
私は取り急ぎ以下をインストールしておきました.
Anaconda, IntelliJ IDEA, Visual Studio Code, TeX Live 2017
あとはおいおい追加しましょう.

3.3 スタートアップの登録

スタートアップフォルダを開いて、プログラムへのショートカットをコピーしておきます。Windows 10のスタートアップフォルダは以下です。
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
私は以下のソフトをショートカットに登録しています.
DvorakJ(キーバインド変更)
DiCE(Dynamic DNS Client)

3.4 タスクマネージャの登録

自動で実行するタスクを設定していた場合,再度登録しなおします.


ざっとこんなもんでしょうか.アップグレードではなく同じメディアへのインストールのため,個人設定やプログラムは引き継がれないところに注意が必要ですね.
インストール自体は数時間と,わりとすんなり進んだので,だいぶ楽になったなあという印象があります.MicrosoftWindows 10へのアップグレードを進めてきていたときにとっととやってしまえばよかったです.