グレイコードDAC

先日グレイコードについて調べてました。

グレイコードっていうのは、隣の値とのハミング距離が1になる2進数

(隣の値はどこかのbitが1つ反転するだけ)で、

ロータリーエンコーダみたいな、センサの出力の値が変わるときに、

間違った値が一瞬でも出るのを防ぐ等の用途で使われるもの。

このグレイコード、日本語のwikipediaには載ってないんだけど、

よく用いるのは反射グレイコードというもので、

他にも単調グレイコードとか種類がいろいろあるらしい。

http://en.wikipedia.org/wiki/Gray_code

まあ隣の値とハミング距離1にするだけならいろいろできそうだよね。

ところで、これA-Dに使われるなら、D-Aもできそうじゃん?

うまくやればR-2RラダーDACみたいな形でDACにできそう!

とか思って調べたら、やってる人いました。

アメリカの特許。だいぶ古い。

http://www.google.com/patents/US4591826

痛い点は、普通の2進数と違って、

ビットごとに値があるとかじゃないので、

アナログのSPDTスイッチがチャンネル数×2か、

アナログバッファが必要になるってとこ。

まあ今となってはこんなの使うなら

おとなしく普通のDAC IC使ったほうが良いんだけど、

こうやって昔の回路眺めるのも面白いねって話でした。