この記事の続きで、電力計を分電盤に取り付け、電力可視化部分を作りました。
分電盤を開けて,計測したい箇所の電線にCTを取り付けます.
(今回はCTを取り付けたりテスターで測るだけで盤改造するわけではないため,
電気工事士の資格は必要無いと思いますが,
取り付けの際は活線の横を触れることになるので感電に注意し,
できれば電気工事士レベルの知識を持った人が行ってください.)
製作開始時に見落としていたのですが,うちの引込線は単相3線式100V/200Vでしたので,
赤/黒の電圧側電線2つを両方測って加算しないと家全体の電力が取れません.仕方なく,黒/赤両方にCTを付けます.
残りのCTは電気を多く食うリビングエアコン,給湯器,冷蔵庫,浴室乾燥機につけておきます.
取り付けた様子
Raspberry PiとRaXino基板はプラ箱にネジ止めして納めてぶら下げておき,USBで電源を引っ張ってきます.
これである程度固定されましたのでよしとします.
次に可視化部分ですが,なぜかRaspberry Piにmatplotlibどころかpandasすら入らなかったので
生データをGoogle Chart APIでグラフにするスクリプトを突貫で用意しました.
Google Chart APIの使い方は以前記事にした通りで、
ここに取得した電力計のCSVデータを突っ込めば⬇の様にキレイなグラフになります。
自分がどれだけ電気を使っているか見えるのはなかなかおもしろいです.
あとは,データを家のPCに移して,現在1秒サンプルのデータを1分くらいにリサンプルして,
家の電力消費傾向を分析出来るようにしようかと思っています.