真空管とトランジスタのハイブリッドアンプ

ネタが無いので、過去ネタをもうちょっと持ってきます。

2年ほど前、タイの友人に、

真空管アンプ作成を回路図付きでオススメされ、

真空管を扱うのは自分でも初めてだったのですが、

せっかくなので作ってみました。

小信号増幅用真空管6922と

ダーリントントランジスタMJ10012の

ハイブリッドアンプです。

電圧増幅を6922で行い、真空管の増幅の特性をもたせます。

電流増幅をMJ10012で行うことで、OPTは省略しています。

電流増幅がA級になり、発熱がえらいことになりますが、ご愛嬌。

6922を差動増幅として使う回路は、

ぺるけ氏の差動ラインプリアンプ回路を参考にしました。

負帰還の前に電流増幅してオーバーオールにしてます。

6922(6DJ8)というと、YAHAアンプなんてのも有名ですが、

あれはまともな動作点で動作させていないもので、

真空管の扱いやすさ以外にあまり利点は無いと感じています。

まあそこが一番重要だったりしますがw

#YAHAアンプは、簡単に言うと、真空管をわざと低い電圧で動作させたあと

オペアンプで出力するヘッドホンアンプの類です。

真空管の電源はDC200Vを超える事が多く、

高電圧を扱うのを怖がる人もいますが、

扱いを気をつければ何とかなると思います。

まあ、電源回路の製作には十分気を払わなければなりませんが。

結構50Hzのノイズが出力に乗ってくるので、

電源のレギュレータや、抵抗とキャパシタによるLPFは必須です。

正直、出来上がったアンプの特性はそれほどよろしいものではありませんが、

真空管は、それを使っているだけで見た目補正がかかるので、

聞けるものにはなったと思っていますw

回路図はこちらから↓

TubeHybrid.png

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tubehybrid.jpg