[2016/06/25追記]
本記事はVivaldi 1.1以前を対象とした、マウスジェスチャカスタマイズ方法に関する記事です。
6/2にリリースされたVivaldi 1.2以降は、UIからマウスジェスチャがカスタマイズ出来るようになりました。
以下の記事を参考にしてください。
ブラウザVivaldi、バージョンアップしてマウスジェスチャーも簡単登録(http://ascii.jp/elem/000/001/172/1172224/)
ウェブブラウザOperaの元CEOのJon Tetzchner氏が立ち上げた
新たなWebブラウザ「Vivaldi」のベータ版が公開されました。
http://jp.techcrunch.com/2015/11/03/20151102vivaldi-in-beta/
以前プレビュー版を使ってみたのですが、まだ機能性が十分ではなく
継続利用はしていませんでした。特にマウスジェスチャがカスタマイズできず、
新OperaやChromeと同じデフォルトのジェスチャしか使用できませんでした。
ところが、ベータ版は少し面倒ですがカスタマイズが出来るとのことで、
トライしてみましたので、方法を記載しておきます。
正確な方法はVivaldi community のトピック
tutorial: how to customize your own mouse geastures?
に英語で記載があります。
①
編集対象はdefaultSettings-bundle.jsというファイルです。
Windowsであれば、以下のフォルダにあると思います。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Vivaldi\Application\1.0.303.52\resources\vivaldi
コピーするなどしてバックアップをとっておきます。
[2016/03/20追記]
Vivaldi (1.0.403.24 (Beta 3) )が公開されました。こちらでは、bundle.jsを編集する必要があります。
場所は、C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Vivaldi\Application\1.0.403.24\resources\vivaldiです。
②
ファイルをテキストエディタで開き、以下のキーワードを見つけます。
COMMAND_CLOSE_TAB:(タブを閉じる)
COMMAND_NEW_TAB:(新しいタブ)
COMMAND_NEW_BACKGROUND_TAB:(新しいバックグラウンドのタブ)
COMMAND_PAGE_BACK:(履歴を戻る)
COMMAND_PAGE_FORWARD:(履歴を進む)
COMMAND_PAGE_REFRESH:(ページの更新)
COMMAND_TAB_REOPEN_RECENTLY_CLOSED:(閉じたタブを開きなおす)
これらキーワードのあとの{}の中にあるgestures:["6"]とかの数字を変更すると
ジェスチャがカスタマイズできます。
数字とジェスチャの対応は以下です。
0:右
2:下
4:左
6:上
右→上というジェスチャなら"06"と書けばOK。
編集してVivaldiを再起動すれば、ジェスチャが変更されています。
例として私の編集したジェスチャを以下に記載します。
[旧]
COMMAND_NEW_TAB:{shortcut:["meta+t"],gestures:["2"],
COMMAND_CLOSE_TAB:{shortcut:["meta+w"],gestures:["20"],
COMMAND_NEW_BACKGROUND_TAB:{gestures:["26"],showInQC:!0}
COMMAND_TAB_REOPEN_RECENTLY_CLOSED:{shortcut:["meta+z","shift+meta+t"],gestures:["60"],showInQC:!0},
[新]
COMMAND_NEW_TAB:{shortcut:["meta+t"],gestures:["6"],
COMMAND_CLOSE_TAB:{shortcut:["meta+w"],gestures:["2"],
COMMAND_NEW_BACKGROUND_TAB:{gestures:["60"],showInQC:!0}
COMMAND_TAB_REOPEN_RECENTLY_CLOSED:{shortcut:["meta+z","shift+meta+t"],gestures:["26"],showInQC:!0},
③
上に記載したキーワードはデフォルトのジェスチャですが、
他にもキーボードショートカットが割り当てられているものなら
ジェスチャを指定できます。
例えば、ブックマークバーを表示するショートカットはデフォルトで以下ですが、
COMMAND_SHOW_BOOKMARK_BAR:{shortcut:["ctrl+shift+b"],showInQC:!0}
下のように書くことで、「上左」の"64"をジェスチャに追加できます。
COMMAND_SHOW_BOOKMARK_BAR:{shortcut:["ctrl+shift+b"],gestures:["64"],showInQC:!0}
少しわかりづらいですが、この方法でかなり自由度高く
マウスジェスチャーをカスタマイズできます。
個人的には、正直この点だけでVivaldiを使う理由になるので、
もう少しわかりやすいインターフェースを用意しておいて欲しいところです。