以前、自宅の日立衣類乾燥機DE-N50WVのふた裏がよれて破れてしまい、DIYで修理したという記事を書きました。
これ以来順調に動いていたのですが、とうとう動かなくなりました。 症状としては、スタートボタンを押しても「ウィーン」という動きだそうとする音が鳴るだけで回らず、最終的に「ピーピーピー」とエラー音がなる、という感じです。
検索すると、ドラム前枠のスライダー(クッション材)摩耗が原因のようで、クッション材を自分で交換するとまた動くようになるようでした。
ただ、流石に乾燥機本体をばらして交換まではできないなと思って、日立に修理を依頼することにしました。
日立の家電修理費用の見積もり
日立の家電修理は、あらかじめ症状に応じて修理料金目安額が掲載されています。衣類乾燥機の場合、以下に目安額があります。
今回の症状の場合、「ヒータ強、弱+標準 点滅 (回転数検知異常)」に該当するので、最大42,000円ほどかかるようでした。*1
この金額だと、当然交換も視野に入ってきます。調べると次機種のDE-N50HVはビックカメラで70,000円ほど、ポイント還元があるものの運搬料・設置料金やリサイクル料金があるのでトータルでは変わらなさそうです。
ハードに使い続けたときの期待寿命が5年だとして、42,000円かけて修理になった場合、3年は持ってくれないと交換のほうが安価ということになります。悩みましたが、試しに一回修理を呼んで、修理費が42,000円以下であれば修理してもらうことにしました。
修理の経過
Webから修理を依頼したところ、3日後以降で予定調整し、技術員さんが訪問修理に来てくれました。
故障原因は、おそらく前枠のクッション材摩耗+埃が詰まっている、とのこと。全部ひっくるめて24,200円で修理可能、とのことでしたので、修理をしてもらうことにしました。
この時は前枠DE-N5S(073)のみ交換でした。
当日動くのは確認しましたが、その晩洗濯物を入れて回してみると動かず。修理の時にもらった報告書に「修理完了より3か月以内に同一部品が故障した場合には、無料にて修理いたします」と記載があったので、再度修理を依頼しました。
2回目に見てもらった時は、点検整備はしてもらったものの回るということで部品交換なし。しかしこの後、回ったり回らなかったり、回転開始時に本体を揺らさないと回らないなど、調子の悪い状態が続きました。
結局3回目にきてもらった時にモータープーリDE-N5S(046)の割れが見つかり交換、さらにケーシングファンDE-N60HV(009)も交換し、やっと安定して回るようになりました。追加交換時は出張費、技術料は取られず部品代だけどのことで、修理費は初回と合わせて計39000円でした。結局修理に当初見込み通り4万円かかりました。
日立の家電修理の感想
とりあえず直して回るようにしてもらえたことはありがたいです。埃や洗濯物の量、水分の多さが、負荷をかけ寿命を縮める要素だというのも勉強になりました。
一方、一回で修理が完了しなかったのは普通に困りました。まあ、修理に来てくれた技術員さんが前枠の故障だけだと早合点したのが要因で、実際その故障は多そうなので限られた時間では仕方ないところはあるかなと思います。ただ、結局その後動いたり動かなかったりするし、動かない条件をこっちでデバッグしないといけないし、その間乾燥機は使えずリビングで干してファンで乾かすしかないし、早く普通の生活に戻りたいのに技術者をわざわざ呼んだ意味はあまりなかったかな、という感じでした。
この機種、毎日使用だとやはり短期間で壊れるというレビューも多く、はずれを引いたようなので買い替えしたほうがよかったかな、と思っています。また、次は量販店の長期保証もつけたほうがいいかなという気がしています。
修理以後気を付けていること
修理してしまったので仕方ありません。なるべく乾燥機に負荷をかけずに使うため、以下の点に注意して使っています。
- 洗濯を回すのにおいそぎモードを使っていましたが、脱水が標準の6分に比べ3分と少なく水が残ってしまっており、乾燥時に負荷が高かったことが考えられました。そこで、なるべく選択は標準モードで回し、おいそぎの場合でも脱水は長めにしています。
- 乾燥機に入れなくても良いような服、例えば化繊で乾きやすい肌着などは多少手干しして、負荷を軽くするようにしました。これまでも子供服など手干ししているので、手間はそこまで変わりません。
- 埃が詰まることも故障原因と言われたので、埃は頻繁に取るようにしました。推奨は毎回でしたが、流石に1回では埃はそんなにたまらないため、3回に1回くらいとってます。
*1:値上げがあったのか、今は45,000円